洗濯表示(洗濯記号)一覧と意味
衣類のタグに付いている洗濯表示(39種類)をひとつの表にまとめました。洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの順に並んでいます。タグの記号を探して、何ができるかを確認しましょう。
洗濯の記号(家庭洗濯)
洗濯おけのマークは洗い方を表します。数字は水温の上限(°C)、点はアメリカ式で同じ意味、下の線は弱い水流・弱い脱水を指示します。
- 95 °Cで洗濯タオルやシーツなど、丈夫な白い綿・麻の煮洗いができます。
- 60 °Cで洗濯綿の衣類、寝具、タオル、下着などを高温で普通に洗えます。
- 60 °C・弱い処理60 °Cまで、化繊コースなど弱い水流と弱い脱水で洗います。
- 40 °Cで洗濯ぬるま湯で普通に洗えます。ふだん着の多くはこの表示です。
- 40 °C・弱い処理40 °Cまで、弱い水流と弱い脱水で。しわが付きにくくなります。
- 40 °C・非常に弱い処理ドライコースやおしゃれ着コースなど、ごく弱い水流とゆっくりした脱水で洗います。
- 30 °Cで洗濯濃い色の服や、縮み・色落ちしやすい生地を低めの温度で洗います。
- 30 °C・弱い処理スポーツウェアやブラウス、混紡素材を30 °C以下の弱い水流で洗います。
- 30 °C・非常に弱い処理ニットやシルク混、ランジェリーを30 °C以下のおしゃれ着コースで洗います。
- 手洗いのみ40 °C以下の水で手洗いします。こすらず、やさしく押し洗いを。
- 家庭での洗濯禁止家庭では水洗いできません。ふつうはクリーニング店に出します。
- 点一つ:冷水で洗濯アメリカ式のタグは温度を点で表します。点一つは30 °C(85 °F)以下です。
- 点二つ:ぬるま湯で洗濯40 °C(105 °F)以下で洗えます。
- 点三つ:温水で洗濯50 °C(120 °F)以下で洗えます。
- 点四つ:高温で洗濯60 °C(140 °F)以下で洗えます。点五つは70 °C、六つは95 °Cです。
漂白の記号
三角形は漂白剤と、漂白成分を含むしみ抜き剤についての表示です。
- 漂白剤使用可塩素系・酸素系、どちらの漂白剤も使えます。
- 酸素系漂白剤のみ可色柄物にも使える酸素系漂白剤だけ使えます。塩素系は不可。
- 塩素系漂白剤可(旧表示)古いタグの表示で、三角の中の「CL」は塩素系漂白剤が使えることを示します。
- 漂白剤使用禁止漂白剤は使えません。漂白成分入りのしみ抜き剤も避けましょう。
タンブル乾燥の記号
四角の中の円は乾燥機(タンブル乾燥)です。点の数は温度で、一つは低温、二つは通常の温度です。
- タンブル乾燥可乾燥機を使えます。温度の指定はありません。
- タンブル乾燥・低温低温設定で乾燥します(排気温度の上限60 °C)。
- タンブル乾燥・通常温度通常の設定で乾燥できます(排気温度の上限80 °C)。
- タンブル乾燥禁止乾燥機は使えません。縮んだり形が崩れたりするおそれがあります。
自然乾燥の記号
円のない四角は機械を使わない乾燥です。つり干し、ぬれ干し、平干しなどを表します。
- つり干し物干しやハンガーにつるして乾かします。
- ぬれつり干し脱水や手絞りをせず、ぬれたままつるして乾かします。
- 平干しニットが伸びないよう、タオルやネットの上に平らに置いて乾かします。
- 日陰の平干し色あせを防ぐため、直射日光を避けて平らに干します。
- 絞ってはいけないねじって水を絞らず、タオルで押さえて水気を取ります。
アイロンの記号
アイロンのマークは底面温度の上限です。点一つは低温、三つは高温です。
- アイロン高温点三つ:底面温度200 °Cまで。綿や麻に。
- アイロン中温点二つ:150 °Cまで。ウール、シルク、ポリエステルに。
- アイロン低温点一つ:110 °Cまで。アクリル、ナイロン、アセテートに。スチームは傷みの原因に。
- スチームなしでアイロンアイロンはかけられますが、スチームは使いません。
- アイロン禁止アイロンもスチームも使えません。
クリーニングの記号
円はクリーニング店向けの表示です。文字が処理方法と溶剤を指定しており、家庭で気にする必要はありません。
- ドライクリーニング(P)パークロロエチレンまたはFで使える溶剤でドライクリーニングできます。
- ドライクリーニング(P)・弱い処理同じ溶剤で、水分や温度を抑えた弱い処理を行います。
- ドライクリーニング(F)石油系溶剤だけでドライクリーニングできます。
- ウエットクリーニング(W)クリーニング店が専用の洗剤と管理された乾燥で水洗いできます。
- ドライクリーニング禁止溶剤を使うドライクリーニングはできません。
- ウエットクリーニング禁止クリーニング店での水洗いはできません。
洗濯表示の見方
洗濯表示は五つの基本記号でできていて、並び順はいつも同じです:洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニング。記号に付いた小さな印が細かい条件を表します。
- 洗濯おけ:洗濯機または手洗い。
- 三角:漂白。
- 四角:乾燥。円があれば乾燥機、線があれば自然乾燥。
- アイロン:アイロンとスチーム。
- 円:クリーニング店でのドライ・ウエットクリーニング。
- 点は温度:点が多いほど、水・乾燥機・アイロンの温度を高くできます。
- 洗濯おけや円の下の線は弱い処理:線一本は弱く、二本は非常に弱く。
- 記号に×が付いていれば「禁止」:洗濯禁止、漂白禁止、タンブル乾燥禁止など。
点の数と温度
ISO 3758(JIS L 0001)とアメリカの規格による、点の数ごとの温度の上限です。
| 点 | 洗濯 | タンブル乾燥 | アイロン |
|---|---|---|---|
| 30 °C / 85 °F | 60 °C / 140 °F | 110 °C / 230 °F | |
| 40 °C / 105 °F | 80 °C / 175 °F | 150 °C / 300 °F | |
| 50 °C / 120 °F | – | 200 °C / 390 °F | |
| 60 °C / 140 °F | – | – | |
| 70 °C / 160 °F | – | – | |
| 95 °C / 200 °F | – | – |
洗濯のコツ
- 表示の温度は上限です。それより低い温度で洗うのはいつでもOKで、電気代の節約にもなります。
- いちばん厳しい表示に合わせましょう。30 °Cの服が一枚あれば、まとめて30 °Cで洗います。
- 線がなくても何でもOKではありません。詰め込みすぎや長い脱水は、やはり服を傷めます。
- タグを切ってしまったら素材を確認。綿と麻は熱に強く、ウールとシルクは低温でやさしく洗います。
洗濯表示の規格について
記号の形は国際規格ISO 3758で決められていて、ヨーロッパ全域、アジアの多く、中南米で使われています。日本では2016年12月からJIS L 0001としてISOと同じ記号(新しい洗濯表示)になりました。アメリカの規格ASTM D5489も同じ形で、数字の代わりに点を使います。
ケア表示の記号は、国際的な繊維ケア表示団体GINETEXの登録商標です。ここでは情報提供のため、当サイトで描いた図を掲載しています。
よくある質問
洗濯表示の「点」は何を意味しますか?
点は温度を表します。洗濯おけでは点一つが30 °C、二つが40 °C、三つが50 °C、四つが60 °C。乾燥機の記号では点一つが低温、二つが通常の温度です。アイロンでは点一つが110 °C、二つが150 °C、三つが200 °Cです。
洗濯おけの下の線は何ですか?
弱く洗うという指示です。線一本は弱い水流・弱い脱水、線二本は非常に弱い処理(おしゃれ着・ドライコース)です。線がなければ普通のコースで洗えます。
洗濯表示の三角マークの意味は?
三角は漂白剤の表示です。何もない三角はどの漂白剤もOK、斜線二本入りは酸素系漂白剤のみOK(塩素系は不可)、×付きは漂白剤の使用禁止です。
四角の中に円がある記号の意味は?
タンブル乾燥(乾燥機)ができるという意味です。中の点で温度を指定します(一つは低温、二つは通常)。×が付いていれば乾燥機は使わず、自然乾燥にします。
円の中のP・F・Wは何ですか?
クリーニング店への指示です。Pはパークロロエチレンなどほとんどの溶剤でのドライクリーニング、Fは石油系溶剤のみ、Wはプロによるウエットクリーニングを表します。円の下の線は弱い処理を指示します。
洗濯表示のタグがない場合は?
いちばんデリケートな素材だと思って扱いましょう。30 °Cの弱いコースで洗い、漂白剤は使わず、平干しかつり干しにします。しみ抜き剤は目立たない場所で試してから使ってください。